ものづくり寄席
  
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演目表

◆出演者、演目は予告なく変更することがございます。

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5月28日(月) 藤 本 隆 宏
東京大学大学院教授
ものづくり経営研究センターセンター長

『グローバル競争・大震災・超円高とものづくり現場』
 〜自滅の道をいかに回避するか

 リーマンショック、大震災、超円高と日本企業を取り巻く環境は厳しいものがある。こうした状況下で本社の経営陣の心理は、ややもすると弱気になっているように見受けられる。しかし、ものづくりの現場は固有の論理と情熱を持って元気に立ち向かっている。こうした努力する現場事例を紹介しつつ、地方の官(自治体)、産、学に金融機関を巻き込んでの地域のものづくり改善能力を向上させる国内現場の生き残り策を提示したい。
6月4日(月) 柊   紫 乃
ものづくり経営研究センター特任助教
『企業が愛される理由、儲かる理由』

 あなたの会社、製品、ブランドは愛されていますか?顧客に選ばれ利益を上げ続けるため、企業は短〜長期リソース活用最大化を図る。そこで必須となる全ステークホルダーが納得する適正評価を会計が担う。企業の持続可能性指標としての投下資本回収効率を中心に、個別会計手法ではなく「製造現場と企業業績の関係」を考える。
 あなたの会社は、本当の意味で儲かっていますか?

6月11日(月)

朴  英  元
早稲田大学高等研究所准教授
ものづくり経営研究センター特任准教授

『韓国FTA政策と企業への影響』
 近年、日本国内でも環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や自由貿易協定(FTA)などが盛んに議論されているが、本報告では韓国のFTA政策について紹介する。さらに、韓国のFTA政策が同国多国籍企業のグローバル戦略、とくにグローバル・サプライチェーン展開や輸出戦略に与える影響について説明する。
6月18日(月) 工 藤 悟 史
ものづくり経営研究センター特任助教
『高効率火力発電と日本のものづくり』
 最近,日本の高効率火力発電の技術が注目を浴びている。この高効率火力発電に必要な製品(タービンなど)は,まさに日本の「ものづくり」だからできたといえる。現在この高効率火力発電の開発を行えるのは,世界でも数えられるほどである。そのうち日本には最先端をいく重電3社がある。日本の「ものづくり」の強さについて,重電メーカーにおける高効率火力発電の開発を事例にお話しする。
6月25日(月)

糸 久 正 人
ものづくり経営研究センター特任助教

『標準化のビジネスモデル』

 標準化から誰がどのような利益を得るのだろうか?近年、欧州主導のグローバル標準が黒船のように来襲する中で、このような疑問は、自動車産業の車載ソフトウェア関係のマネジャーからしばしば耳にする言葉である。そもそも標準化とは何かという点から出発し、車載ソフトウェアの標準 AUTOSARの事例を中心に、標準化のビジネスモデルについてお話しする。。

7月2日(月) 岸 本 太 一
敬愛大学准教授
ものづくり経営研究センター特任研究員

『ものづくり中小企業の国際化
  〜海外成功と国内堅調はセット?

 数十社の海外進出したものづくり中小企業を訪問したが、強く印象に残ったことがある。ほぼ例外なく、海外で成功している企業は、国内も堅調なのである。中小企業が海外にて成功するためのカギとは? 国内堅調は、それとどう関係しているのか? 海外と国内の間には、どうやら単純な日常業務での分業関係を越えたダイナミックでディープな関係が存在するようである。
7月9日(月) 高 橋 伸 夫
東京大学大学院経済学研究科教授
『組織力について考える』

 生産「経営」の本質とは、あるいは「マネジメント」の本質とは、一人一人ではできないような大きな仕事を皆でこなし、一人一人では突破できないような難関を皆でなんとか切り抜けることだろう。それが「組織力」である。では、組織力はどうやって身につけていくのか? そんなことをベテランも新人も考えるきっかけになるように。

 

ものづくり寄席のHP背景、チラシ、ポスターには、
素材サイト「和風素材&歌舞伎 It's just so so.」様のご協力をいただいております。
ありがとうございます。

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