ものづくり経営研究コンソーシアム

MMRCが中心になって、ものづくり知識の共有や共同研究をするための企業連合を2004年4月に設立。国立大学法人化によって可能になった共同研究契約をベースにした本格的な コンソーシアムで、当初は17社の日本を代表する企業が参加。現在は28社。
(2022年4月現在)
毎月の定例会(2022年3月で198回)における講演や発表を通じて、先端的なものづくり知識を、産業・企業を超えて共有する産学連携活動を続ける。 第1期は、各社のものづくり活動を比較可能な形で整理した各社版「ものづくり教本」の作成でスタートし、第2期、第3期は分科会方式。

全体会  13:00~
ものづくりの最先端研究者・経営者の講演(発表タイトル例) 「会社の新しい形を求めて――なぜミルトン・フリードマンは会社についてすべて間違えていたのか」

分科会  15:00~17:30 
第1分科会:グローバル化を踏まえた組織変革と人づくり
グローバル競争で生き残るための「組織変革」「人づくり」の二つをテーマに、経営目線と現場目線を融合しながら議論を行う。
(1) 国内拠点の能力構築(例:国内拠点の改革、海外支援体制の整備、マザー工場化)
(2) 海外拠点の能力構築(例:海外工場の生産性改革、役割の高度化、現地化、自立化)
(3) 国内外の人材育成の取り組み(例:経営人材、各国工場長、技術者・技能者、駐在員)
(4) 本社・全社の組織デザインの改革(例:拠点の最適配置、本社のあり方、横串組織)

第2分科会:収益を生む開発・生産・販売の良い流れづくり
「顧客を含めたエンジニアリング・チェーンとサプライ・チェーンの全体最適」を念頭に、開発・調達・製造・販売・市場環境といった幅広い分野を取り扱う。
販売部門を、営業・流通・最終顧客と分けて捉えることで、さらなる全体最適を導く議論に力を入れている。発表担当企業の抱える様々な課題と解決策について、 異業種の参加者によるディ スカッションが交わされる。
MERC組織図
近年の発表タイトル例
SCM改善への取り組み 〜海外での多品種少量生産対応〜
自動車生産の季節変動と需給ギャップ
企業間連携を軸とした物流環境改善の取組み〜社会的課題解決とサプライチェーンの最適化〜
自動車用アルミ鍛造品の開発における開発・製造・営業の連携
青果物・食品用鮮度保持フィルム「新ビジネスモデルの流れ構築」のご紹介
理論とアイデアと時間を尊重せよ〜組織能力進化プランの構想と実行の課題〜 

第3分科会:収益を生む開発・生産・販売の良い流れづくり
第3分科会では、主としてものづくり組織能力を測定するための「ものと情報の流れ図作成と組織課題の可視化」について議論を展開している。
(1) 2005年度~2016年度:ものづくり組織能力の構築
自社工場、自社ライン、本社組織の一部について、設計情報の流れを把握
→組織能力の測定と能力構築プロセスの再強化
(2) 2017年度~2018年度:ものづくり現場における組織能力の測定
現場改善の成功事例とものと情報の流れ図作成による成果の報告
「よい設計情報のよい流れ」を促進(阻害)する要因を解決する仕組み・取り組みを測定
問題解決能力、改善能力、これらを支える組織・戦略のありかた。
(3) 2019年度~2020年度:「ものと情報の流れ図」描写と組織課題の可視化
企業の全社レベルでのものと情報の流れ図作成
組織課題の可視化